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“一生に一度、
「 帰らぬまばたき 」という旅をする。”
その旅支度をする場所。
瞳を閉じた先に広がる世界
漆黒のビロードの絨毯が
果てなく張り巡らされている。
時がかけつづける魔法で
ここに存在するかたちは永遠に移ろう。
そして、
その変容した姿こそが
時を知らせる時計の役割を担う。
ここで暮らすものは
未だ見ぬ世界に想いを馳せて旅をするように生きている。
彼らの仕事は
空間を漂うバラバラの記憶を編みなおすこと。
その仕事の対価として
瞼の際に行き、9秒間新しい景色を見ることができる。
この地で珍重されるもの
−確かに見えている「境界」の向こう側にあるもの
時をかけて皆探している。
東の果てを
西の果てを
泉のある場所と信じて
-e-a-s-t-w-e-s-t-
-y vet
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