一生に一度、

「 帰らぬまばたき 」という旅をする。
 

瞳を閉じた先に広がる世界

漆黒のビロードの絨毯が

果てなく張り巡らされている。

ここで暮らすものは

未だ見ぬ世界に想いを馳せて旅をしている。

彼らの仕事は

漂うバラバラの記憶を編みなおすこと。

その仕事の対価として

瞼の際に行き、新しい景色を見ることができる。

 

時がかけつづける魔法で

ここにあるかたちは永遠に移ろう。

そして、

その変容した姿こそが

時を知らせる時計の役割をする。

この地で珍重されるもの

−「境界」の向こう側にあるもの

時をかけて皆探している。

東の果てを

西の果てを

美の果てのある場所と信じて

-e-a-s-t-w-e-s-t-
 

-y vet